「食中毒」と聞くと、梅雨の時期や暑い夏場に多く発生するイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?しかし、食中毒のなかには冬に多く発生するものもあり、その代表的なものが「ノロウイルス」です。特に今年は9月1日時点で、昨年1年間のノロウイルスによる食中毒発生件数や患者数をすでに上回っているとの報告もあります。そのため、今月はノロウイルスについてご紹介いたします。
■食中毒 夏と冬で流行るものの違い
◎夏(特に6月~9月)
高温多湿で細菌(サルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌など)が増殖しやすいため、細菌性食中毒に注意が必要です。
◎冬(特に11月~2月)
低温・乾燥に強いウイルス(主にノロウイルス)が流行しやすいため、ウイルス性食中毒に注意が必要です。
★ノロウイルスが冬に流行しやすい理由
低温・乾燥した環境に強く、長生きするためです。特に気温10℃以下で長く生存します。また、空気が乾燥すると飛沫が遠くまで飛びやすくなること、冬が旬の牡蠣などの二枚貝がウイルスを蓄積しやすく食べる機会が増えることも大きな理由です。
■ノロウイルスとは?
ノロウイルスは感染力が非常に強く、わずか10個程度のウイルスでも感染・発症するといわれています。食品を介してウイルスが体内に入り発症するものを「食中毒」と呼びますが、ノロウイルスは感染症の原因にもなるウイルスでもあり、人から人へ感染する特徴があります。
【主な感染経路】
①経口感染
ノロウイルスに汚染された食品を、十分に加熱せずに食べることで感染します。
②接触感染
感染者の便や嘔吐物に直接触れ、その後、手指を介して口に入ることで感染します。
③飛沫感染
感染者の嘔吐時などに飛び散った飛沫を吸い込むことで感染します。
④空気感染
乾燥した便や嘔吐物に含まれるウイルスが塵や埃となり空気中を漂い、それを吸い込むことで感染します。
■ノロウイルスを予防する4つの基本
①ノロウイルスを持ち込まない
健康管理を心がけ、体調に不安がある場合は調理や食品の取り扱いを控えましょう。清潔な手で作業することが第一歩です!
②ウイルスをつけない
手洗いが最も大切です。特に、ノロウイルスはウイルスのなかでも小さなもので、大腸菌などと比べると、およそ30分の1ほどしかありません。そのため、シワや指紋、爪の隙間にも入りやすいので、しっかり手を洗うことが重要です。
③ウイルスをやっつける
食品に付着したウイルスは、中心部が85~90℃で90秒以上の加熱をすると死滅しやすくなります。また、調理器具や食器類は十分に洗浄した後、熱湯消毒や塩素系消毒で消毒することが効果的です。
④ウイルスを広げない環境を整える
嘔吐物や糞便の処理は、使い捨ての手袋やマスクなどを着用して行い、汚れた場所は消毒をしっかりしましょう。汚物処理後は手洗いを忘れずに行います。感染者の周囲は定期的に換気を行い、空気を循環させることも大切です。
■ノロウイルスを予防する4つの基本
ノロウイルス感染症では嘔吐と下痢で体から水分と電解質が失われ脱水状態になりやすいです。そのため、経口補水液などを少量ずつ頻回に補給することが最も重要です。また、他人に移さない配慮も必要です。特に調理や人との接触が多い職場では、症状は治まってから2日間程度は外出を控えるようにしましょう。
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ハッピーレディーつぶやき☺
こんにちは!2025年最後のハッピーダイニング通信となりました。皆様、本年も大変お世話になりました。
日頃より「美味しいお食事をありがとうございます」「いつも助かっています」といったお言葉を頂戴することがありますが、感謝の気持ちは私達の方こそです。こうした温かなお声に支えられながら、今年も取り組んでこられたことを心よりありがたく感じております。本当に、ありがとうございます!来年も施設様・利用者様により一層ご満足いただけるよう努めて参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
寒い日が続いていますので、どうぞお身体に気を付けて、良い年末年始をお過ごしくださいませ!
