2019年のインフルエンザ流行が早い!?

2019/12/15

一般

厚生労働省は今年のインフルエンザ流行入りを発表した

 このところ急激に気温が下がり、外出時にはコートを羽織らないと厳しい寒さになってまいりました。冬になると流行してくるものが『インフルエンザ』です。厚生労働省は、11月4~10日の1週間で観測している医療機関の患者数が1施設あたり1.03人となり、流行の目安とされる「1人」を超えたことから11月15日に流行入りを発表したそうです。今年の流行は特に早かったようで、昨年の2018年よりも4週早く、新型インフルエンザが夏に流行した2009年を除くと、統計がある1999年以降で最も早いそうです。都道府県別で患者が最も多いのは、沖縄県で1施設あたり4.45人、鹿児島県2.66人、青森県2.48人、長崎県2.31人と続き、18都道県で流行入り水準に達したとのことです。

今年の早い段階でのインフルエンザ流行の原因とは?

 インフルエンザ流行の原因には、日本に入ってくる外国人の移動も関係しているといわれています。東南アジアでは年間を通してインフルエンザが発生おり、日本でも沖縄では夏にも発生する傾向が見られます。日本とは季節が逆になる南半球では、日本の夏がインフルエンザのシーズンになるので、来日する人が増えればインフルエンザが持ち込まれて夏でも小さな流行を起こす可能性はあります。今年の流行は、9月 に開幕したラグビーワールドカップにより世界中から約40万人の外国人が来日し、海外から早い時期にウイルスが持ち込まれた可能性もあるといわれているそうです。引き続き、来年2020年の夏に開催される東京オリンピックの時期には、警戒を強めた方が良いのかもしれません。

インフルエンザの予防に有効な対策とは?

まずは、ワクチン予防接種が挙げられます。 特にインフルエンザにかかると重症化しやすい乳幼児や高齢者、呼吸器に基礎疾患がある人、免疫が低下している人などは、接種しておいた方が良いといわれています。ワクチンは接種してから抗体がつくまでに約2週間かかるので、お住まいの地域で流行が始まっている場合は、早めの接種が勧められます。あとは基本的なことですが、『手洗い』は手や指などに付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、『うがい』は口の中を洗浄にします。外出後の手洗い・うがいはインフルエンザ予防の基本ですので、皆様も周りの方々に徹底するようお声掛けしてみてください!

■ハッピー坊やのつぶやき

このブログが2018年12/15にOPENしまして、ちょうど一年になります。 皆さん今年はいかがでしたでしょうか。
このフードサプライ事業部が始動した一年でもありましたが、大変多くの方々のご協力のおかげで継続できました。ありがとうございました。
来年も引き続き精進してまいりますので、引き続き宜しくお願い致します。

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