◆高齢者に多い『ロコモティブシンドローム』とは!?◆

■ロコモの原因の1つ『サルコペニア』とは!?

 高齢者が要支援や要介護になる原因のトップは転倒や骨折、関節の病気など運動器の故障といわれています。運動器とは、人が立つ・歩く・作業するといった、広い意味での運動のために必要な身体の仕組み全体のことをいいます。

運動器は骨・関節・筋肉・神経などで成り立っていますが、これらの組織の障害によって身体能力が低下した状態を 『ロコモティブシンドローム』通称『ロコモ』といいます。

歩くことが少なくなった現代において、日常生活に支障はないと思っていてもロコモになっていたり、既に進行したりしている場合は多くあることがわかっているそうです。

原因としては『サルコペニア』と呼ばれる、加齢による全身の筋肉量や筋力の低下が挙げられます。特に下半身を中心とした大きな筋肉が 低下すると、移動機能が落ちて動くことが困難になるといわれています。

■骨や関節の病気も原因となる『3大原因病』とは!?

 また、骨や関節の病気も原因の一つです。

『骨粗鬆症』『変形性関節症』『変形性脊椎症』は3大原因病といわれています。

 『骨粗鬆症』は骨密度が低下する病気であり、骨がもろくなります。そのため、軽く転んだだけで骨折するリスクが高くなり、骨折した場合も完治まで時間がかかります。

『変形性関節症』は加齢やO脚など体の歪みによって関節の軟骨がすり減ってしまい、股関節や膝関節に痛みを生じる病気です。立つ・歩くといった動作により痛みが生じるので、動きたがらなくなり不活発になってしまいます。

『変形性脊椎症』は背骨と背骨の間にあるクッションの役割を果たしている椎間板が潰れて薄くなることにより、骨が変形してくることをいいます。変形が強くなると、手足の痺れや痛み、麻痺が生じることもあります。

さて、ロコモの知識が入ったところで、自分がロコモかどうかを確かめる『ロコモ度テスト』と呼ばれるものもあります。片脚または両脚でどれほどの高さの台から立ち上がれるかを測る「立ち上がりテスト」など、いくつかのテストがあるので皆様もぜひ調べてみてください。

ロコモを予防するには、日常生活で少しずつでも体を動かすことが大切です。たとえ高齢者の方でも筋力を維持・回復することはできるので、皆様も日頃から適度な運動を意識してみてください!

ハッピーボーイのつぶやき

正月気分も終わり、あっという間に二カ月が経ってしまいました。学生のときにあんなにドキドキしたバレンタインデーも、社会人になった今全く興味も薄れてしまい、年を取るのも一長一短ですね。。

さて、3月度の行事食は2回ありますが、3月3日は「ひなまつり」で「ちらし寿司」をご用意しました。デザートのミルクプリンも大変美味しいのでぜひご賞味ください!

◆お知らせ◆生協のコープと提携して、付け合わせの野菜の配送を始めました。詳しくは営業担当までお問合せください。