◆高齢者の多くは『花粉症』ではなく『老人性鼻漏』⁉◆

2020/04/08

一般

高齢者に花粉症の方は少ない!?

いよいよ本格的な花粉症の季節になってきました!今年は例年より早く飛散のピークを迎える見込みらしく、私も今年は2月の段階で症状が出てきていました。

そもそも『花粉症』とは、スギやヒノキなどの花粉によって起こるアレルギー疾患のことです。体内に花粉などの異物(抗原)が入ると、それに結合する免疫たんぱく質(IgE抗体)が作られて、異物を排除しようと免疫反応が起こります。

アレルギーとはその免疫反応が過剰に起こる状態であり、その原因がスギ花粉やヒノキ花粉などの「花粉」である場合に花粉症となるそうです。年齢別にみると、40代の方が最も多いといわれていますが、反対に高齢者の方には少なくなる傾向にあります。理由としては、年齢を重ねることで免疫系が衰え、ガンなどの自己免疫疾患が増えることと同じように、体が花粉の抗原を異物と認識する能力が衰えることで、アレルギー感作が起きにくくなるといわれています。

■高齢者の多くは花粉症ではなく『老人性鼻漏』の可能性がある!?

 とはいえ花粉症の悩みを抱える高齢者も珍しくありません。ですが花粉症と診断された多くの高齢者の場合、『老人性鼻漏』の可能性が高いと考えられているそうです。この老人性鼻漏は、高齢になって粘膜機能が低下した方に発症しや

すいといわれています。症状としては、粘膜機能が低下し、粘膜が持つ水分吸着力(粘着性)が弱くなることにより、水っぽい鼻水が出やすくなるものです。老人性鼻漏の特徴として、風邪のような悪寒や咳、くしゃみなどはないことが挙げられます。花粉症と診断された後も、飛散シーズン以外に同様の症状がないか注意して、症状が続く場合には再受診することも検討の必要がありそうです。有効な薬物療法がない老人性鼻漏ですが、病態の説明と生活指導で症状は大幅に改善する可能性もあります。具体的には、朝晩39~40℃程度に温めた生理食塩水を用いた鼻洗浄や、鼻粘膜の温度を上げる効果がある足湯やマスクの着用などが挙げられます。また、朝起きたらすぐに鼻をかむ、体を動かすなどの指導を行うと鼻汁を減らす効果があるそうです。

 高齢者の方に長引く鼻汁があった場合には、花粉症だけではなく『老人性鼻漏』の可能性も疑ってみてください!

■ハッピー坊やのつぶやき

新型コロナウィルスで本当に恐ろしい状況になってしまいました。昨日政府より緊急事態宣言が発令されるほどに。
僕の大好きなメキシコのコロナビールも販売中止になるくらい?のようです。
( 風評被害ではなく、必需品の供給を除く企業活動を禁止したためのようです)

弊社は東京の千代田区にございますが、オフィス街とあってやはり通勤されている方を最近でも多く散見されます。4/4時点の記事を見てみると
(以下抜粋)
テレワーク(在宅勤務)が企業から推奨されているのは18.9%、命令・指示されている割合は3.2%という数字になった。そして実際に従業員がテレワークを実施している割合は13.2%にすぎない。ただ、この実施率は47都道府県を均した数字であり、東京都だけでみると23.1%、東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)でみると19.6%となる。

まだ13%しかテレワークを実施されていないとのこと、朝の満員電車などのリスクがまだまだ高そうですね。本当に気を付けたいところです。

フードサプライ事業部では昨日よりテレワークの実施を行っております。あまり電話応対が出来ない日もあるかと思いますが何卒ご理解の程お願いいたします。

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