寒さ本格化 ヒートショックにご注意

2024/12/16

一般

 12月に入り、寒さも本格的になってきましたね。風邪などの体調面にも気を付けたいところですが、冬場は入浴時の事故が他時期と比べて多い傾向があります。様々な原因がありますが、今回は温度差が引き起こすヒートショックについて、対策も含めご紹介させていただきます。


■ヒートショックとは


■ヒートショックが起こりやすい時期や場所


一般的に11月~2月にかけての冬場がヒートショックの起こりやすい時期とされています。外気が寒く、室内は暖房で暖かくなり、寒さで入浴も長時間になる傾向があり、温度変化も急激になりやすいためです。また、場所については、温度差が激しくなる 室内で冷えやすい場所 とされています。例として、トイレや廊下、脱衣所、玄関などが挙げられます。


■ヒートショックになりやすい人の特徴

ヒートショックになりやすい人は、血圧変動の影響を受けやすい人、もしくは住環境や生活習慣においてヒートショックを誘発する因子がある人です。以下内容に当てはまる方は、ヒートショックになりやすい人とされています。
・65歳以上の人
・高血圧、糖尿病、動脈硬化がある人
・肥満、睡眠時無呼吸症候群、不整脈のある人
・浴室やトイレに暖房設備がない人
・熱いお風呂が好きな人
・30分以上お湯に浸かる人
・飲酒後、お風呂に入ることがある人


■予防のポイント

ヒートショックの予防は、基本的には寒暖差をなくし、急激な体温の変化を防ぐことが重要です。最もヒートショックが発生しやすい入浴時の対策をご紹介いたします。

①入浴前に脱衣所と浴室を暖める
脱衣所と浴室は、室内でも気温が下がりやすいため、暖めておきましょう。

②入浴前後は水分補給をする
入浴すると体内の水分量が減り、血液がドロドロになります。体内の血液循環を良くするためにも水分補給をしましょう。

③お風呂の温度は低め(38℃~40℃)に設定する
お風呂の温度が低いと、心臓に負担がかかります。また、41℃以上になると浴室での事故が増えると報告されていますので、38℃~40℃に設定して入浴することが勧められています。

④湯に浸かる時間は10分を目安にする
長湯をすることで血管が拡張し、血圧が低下してヒートショックを起こしやすくなります。熱いお風呂が好きな人はぬるめのお湯から入り、熱い湯を足して徐々に暖めましょう。

⑤ゆっくりお風呂から出る
いきなり立ち上がってしまうと、脳の血流が不十分になり、めまいや失神を起こすことがありますので、ゆっくりお風呂から出るようにしましょう。

⑥食後1時間以上空けてから入浴する
食後は、食事の消化のために斐や大腸に血液が集まり、血圧がやや低くなっていますので、食後すぐの入浴は控え、1時間以上空けてから入浴しましょう。

—–・—–・—–・—–・—–・—–・—-・—–・—-・—–・—-・—–・—-・—–・—-

 

ハッピーレディーつぶやき

こんにちは!2024年も残りわずか…皆様、今年も大変お世話になりました。
このブログやインスタグラムを見てくださっている方もいらっしゃるようで、
「見たよ!」と仰っていただけること、大変嬉しく思っておりました。
いつも本当に、ありがとうございます…!!
来年も、施設様・利用者様にご満足いただけるよう努めて参りますので、
今後ともよろしくお願いいたします。

        

  

 

冬に流行する感染症と施設での対策»