高齢化に伴い、認知症の患者数も増加しています。認知症の方は、2025年には約700万人になり、65歳以上の高齢者の約5人に1人へ達することが見込まれています。もはや、認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気とも言えるのではないでしょうか。自分自身や家族が認知症になると今までのように生活ができず、精神的にも肉体的にも負担がかかります。今回はそんな方々の負担を軽減できる、『認知症カフェ』についてご紹介させていただきます。
■認知症カフェとは?
認知症カフェは、認知症の方とそのご家族、介護職員、地域住民など、誰でも集うことができる場所です。オランダで始まったアルツハイマーカフェを源流として世界各国に様々な形で広がっています。日本でも、気軽に悩み相談や世間話ができるコミュニケーションの場として全国各地で運営されており、現在は全国に約7,900カ所あります。このカフェは、地域の中で認知症を理解し支え合うことを目的として作られた場所で、認知症の方やそのご家族が抱える不安や孤立感を和らげるために大きな役割を果たしています。運営スタッフは市民ボランティアや認知症サポーターが多くを占めていますが、認知症ケア経験のある専門職が1名以上はいますので、認知症について勉強したい方にとっても最適な場です。
■認知症カフェの概要
カフェの開催日時は各カフェによって異なりますが、月に1~2回開催されることが多いようです。なかには週1回などの頻度で開催されているところもあります。主な運営主体は介護事業者やNPO法人、地域包括支援センターなどで、通所介護施設や公民館などの施設、カフェや個人宅を活用して開催されています。1回の開催時間は2時間程度で、出入りは自由、参加費用は平均数百円~千円前後です。
■認知症カフェの活動内容
認知症カフェの活動内容は運営団体により異なりますが、一般的な活動内容をご紹介いたします。
①自由なコミュニケーション
参加者は認知症の方やそのご家族、介護者、地域住民、専門家などで構成され、カジュアルな雰囲気の中でお茶やお菓子を楽しみながらリラックスして話すことができます。
②専門家による相談・講演会
医師や看護師、介護福祉士、ソーシャルワーカーなどの専門家が参加し、個別相談や認知症に関する講演を行います。
③レクリエーション活動
認知症カフェでは、認知症の人が楽しめるようなレクリエーション活動が行われることもあります。具体的には、運動器の機能低下を防ぐためのエクササイズのほか、音楽会やカラオケなど趣味を深める活動もあります。また、近年ではデジタル技術と親しむ機会が用意されている場合もあります。
④情報提供・サポートネットワークの構築
地域の介護施設や訪問介護サービス、デイケアサービスなどの情報が提供され、必要なサポートを得るための具体的なステップを学ぶことができます。また、自治体の支援制度や助成金、介護保険制度に関する情報を提供し、参加者がどのような支援を受けられるかを理解する機会を提供します。
■認知症カフェを利用するには?
認知症カフェを利用するには、開催場所へ直接行くだけで参加できる場合がほとんどです。ですが、予約が必要な場合もあるので、HPなどから事前に問い合わせをし確認しておくことをオススメいたします!
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ハッピーレディーつぶやき☺
こんにちは!気温もやっと秋らしくなってきましたね!最近は“芸術の秋”にちなんで、名作と言われる映画を観ようと、『ハリーポッター』を改めて観ています。やっぱり面白いですね!シリーズが進むにつれて子役の子達が成長していく姿を観るのも楽しいです。あんなに長い期間(約10年とのことです)撮影しているのに、変わらない子役メンバーで撮影していることに感動していました。オーディションで採用した方はそこまでわかっていたんですかね、さすがプロ…すごいです…!