高齢者と会話するときの特徴やコツ

2021/10/26

一般

■声のトーンを低くして、ゆっくりはっきり

 高齢になると、電子音や高音といった周波数の高い音が徐々に聞きとりにくくなります。聞こえやすいようにと大きな声で話しかけがちですが、高齢者からすると耳元で怒鳴られていると感じてしまうことがあります。そのため、口元が見えるよう正面から話しかけ、落ち着いた声でゆっくりはっきりと話すことを徹底すると、より相手に内容を理解してもらえます。

■会話時に心掛けたいこと

 話し方や声のトーンだけではなく、他にも意識しておくとより円滑にコミュニケーションがとれる方法をいくつかご紹介します。

①ひとつひとつ内容を確認しながら、ゆっくりと会話を進めていく

②会話を途中で遮らず、ひととおり話し終えたところで質問を投げかけるなど会話を広げる

③目線を合わせる

④傾聴や共感を重視する、などが挙げられます。特に高齢者は前にも聞いた話をすることが多々あるので、初めて聞くかのように耳を傾けることも大切です。相手の気持ちに寄り添い、聞き手に回ってみましょう。

■沈黙に慣れることも大切

会話が弾まず、沈黙になることもあります。ですが、病気を患い相手に意思を伝えることが難しくなる人もいます。ただ相手の横に座って一緒に景色を眺める、同じ時間を共有するだけで人間関係は深まるともいわれます。沈黙がコミュニケーションになると捉えることも大切です。

■高齢者の興味があることに興味を持つ

相手の興味がある話題に興味を持つことも大切です。例えば、

・故郷など地域性のある話題

・好きな芸能人や憧れの人

・現役時代の仕事や子育て、家事など

などが挙げられます。しかし、これらは比較的どなたでも通ずる話題ではありますが、時には好ましくない反応をみせることもあります。普段の何気ない会話や生活の中で相手の好みを知ることが大切です。そしてまわりの人と協力し、情報共有することも重要なポイントです。

高齢者との会話に限った話ではありませんが、お互い気持ちの良い会話が出来るように、意識をして会話をしてみることも大切な“思いやり”だと思います。

☺ハッピーレディーのつぶやき☺

10月に入り、長かった緊急事態宣言がようやく明けました。まだまだ気を抜けない日々ですが、コロナ感染者も減少傾向にあり、少しずつ人との会話が増えてきましたね。

私自身、ワクチンを打ち終えたこともあり、先日久しぶりに故郷の三重に帰り、祖母と少しだけ会ってきました!久しぶりでしたので、祖母も大変喜んでくれて、私も嬉しかったです♪祖母は、90歳を超えており、少し耳が遠くなっているので、筆談を交えながらの会話となりましたが、どうしたらより聞き取りやすくなるかだろうか?と感じたので、今度会う時は、今回の会話のコツを意識してみようと思います!

いよいよ寒い季節が訪れますが、沢山人と会話ができる世の中にもうすぐなるのかな…!と思うと、温かい気持ちになりました。

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