世界の介護事情~アメリカ編~

2021/12/20

一般

アメリカの介護事情

 高度な医療技術を誇るアメリカですが、介護となるとその対策は遅れており、公的な保険制度はまだまだ不充分な部分が多いです。その理由は、自立を重視するアメリカの文化的背景が原因として考えられます。日本より遥かに人種も多いアメリカは、地域コミュニティも様々です。個々の生活は自己責任であるという認識が強く、高齢者の生活もまた、個人の責任で行うべきという認識が一般的なようです。

 現状、アメリカの高齢者の90%は、一般の住宅などに住んでおり、残りの10%は、ケア付きの住宅や施設に住んでいるようです。行政からの支援があまりないので、高齢者の多くは自宅で生活をします。しかし日本と違い少子化という問題は少ないため、子供やお孫さんがローテーションなどを組み家族で介護をしています。

アメリカの介護施設

 次にアメリカの介護施設にはどのようなものかを見ていきましょう。アメリカの施設ケアには大きく分けると、医療介護付きのナーシングホームやケアホームと、終身介護付き退職者コミュティ(略してC C R C)に分かれます。

ナーシングホームというのは、要介護の高齢者が入居する、日本の特別養護老人ホームのような医療介護施設の位置づけです。日本のサービス付き高齢者住宅よりやや高度の支援が受けられる施設ですというイメージです。 そして終身介護付き退職者コミュティ(CCRC)というのは、アメリカ発祥のサービスで、ある程度資産を持っている人は自立した生活ができるうちに入居を希望します。家族の中に18歳以下の子供がいなければ、まだ働ける40〜50代のうちから家族で移り住むことができる、高齢者が安心して暮らせる街として、1970年代からアメリカで始まり急増しました。

 この終身介護付き退職者コミュティ(CCRC)は健康には問題のない方々がセカンドライフを楽しむために入居します。健康ではあるけれど、一人ではできないことを楽しみたい、栄養バランスのとれた食事や仲間との生活に刺激を受けて、この健康をもっと長く維持していきたい。そういった要望に応えることができるのが、CCRCなのです。アメリカでは広く根付いた考え方であり、多くの人たちがCCRCでシニアライフを謳歌しています。

☺ハッピーレディーのつぶやき☺

早いもので2021年も残りわずか半月弱となり、間もなく新しい1年を迎えます。毎年あっという間だな~と思いながらどんどん歳を重ねております…。2021年は皆さまにとってどんな1年でしたでしょうか?(^^)

私事ですが、毎年初詣に行くとき「今年は○○な1年にする!」と心の中で唱えているのですが、毎年何を唱えていたか忘れます(笑)

なので2022年はしっかりと目標を決めて、初詣に行こうと思います!2021年残り数日、来年はどんな1年にしたいか、今年の振り返りをしながら考えてみようと思います。

さて、2021年、皆さま大変お世話になりました。私は8月頃から、ブログを担当させて頂いておりますが、いつもどんな話題にしようかな?と悩んでおります。もし興味のあるテーマがありましたら、ぜひお聞かせくださいませ!来年もよろしくお願いします♪

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