世界の介護事情~スウェーデン編~

2022/02/15

一般

福祉大国『スウェーデン』

北欧の国スウェーデンは「福祉大国」として広く知られております。1950年代にはすでに高齢化率が10%を越え、高齢者福祉、介護施設などに関しての議論が早い段階で開始されました。その後も高齢化は続き1990年代になると、被介護者の問題だけではなく、介護者の労働環境や人員の不足も発生し、介護者負担軽減のための支援も行われるようになりました。 スウェーデンの高福祉を支えているのは高い税率です。消費税が25%であったり、所得税30%程度であることなどが挙げられます。この高い税率のため、介護を受ける際は、ほとんど費用がかからないなどの優遇を受けられるようになっております。

■スウェーデンの介護サービス

 スウェーデンの介護サービス制度は、1992年に実施された「エーデル改革」に基づいて行われています。介護保険を利用するのではなく、それぞれの市町村が運営を行い、その市町村と利用者が料金を支払い、その中で、市町村側が約95%を税金から支払うというシステムになっています。また、近年では公営の施設だけではなく、民間の施設も増加傾向にあります。介護者側の負担も軽減可能なように、施設のスタッフの数も十分に雇用され、利用者とスタッフの割合は約1:1となっています。さらに役割分担も細かく決められており、一人の介護者であらゆることを賄う必要がありません。

コミューンの役割

 スウェーデンでは、寝たきり患者がほとんどいないわれています。その理由のひとつは、「コ

ミューン」の存在だと言われています。コミューンとは、日本の市町村にあたる基礎自治体の事で、高齢者が要介護になった時は、コミューンで面倒をみます。そのコミューンは在宅介護を基本としており、高齢者が要介護状態になった時は、できるだけ在宅介護対応を行うそうです。日本で施設に入るほどの認知症患者でも在宅で1日に5回も6回も訪問し介護を行うことが一般的になっています。高齢者の介護にかかるサービスを税金で賄っているためこのようなシステムになっています。

このように被介護者への快適性や介護者の労働環境など両方の事情を鑑み、さらに早期にさまざまな高齢化福祉への対策を開始していることもあり、スウェーデンは現在のような福祉先進国へと発展しています。

ハッピーレディーのつぶやき

2月も終盤に差し掛かり、間もなく3月になりますが、まだまだ寒い日が続きますね…。

暖かい春が待ち遠しいです!(花粉が飛ばない春がいつか訪れてほしいな……笑)

さて、ここ最近と言えば、北京オリンピック!連日熱い試合が続いておりますね☆私自身、学生の頃にスキー・スノーボードを少しやっていたのですが、ウインタースポーツって本当に体力の消耗が激しい…。まず寒さに体力が奪われ、普段使わない筋肉をフル活用している感じがして、筋肉痛がすごいです。。でも、天気の良い日に雪山から望む景色は本当に最高です!!そしてふかふかの雪が気持ちいいです♪体力をつけて、来年はスノーボードにトライしたいなと思いました(^^)/

残り数日も熱い声援を送りたいと思います!

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