■「夏バテ」とは?
夏バテとは暑い夏の季節に体調が崩れやすくなる状態を指す言葉です。
人体には、気温が上昇すると大量の汗をかき高くなった体温を下げる体温調節の働きがあります。
ですが、汗には体に必要なナトリウムやカリウム等のミネラル分も含まれています。
その為、汗をかいてミネラルバランスが崩れ、体内の水分量も減ると、食欲不振や倦怠感、だるさ、
めまい、頭痛、悪心等の症状が現れることがあり、これを夏バテといいます。
夏バテは熱中症のリスクも引き起こすことがあり、特に高齢者は体温調節や水分調節の能力が低下している場合がある為、注意が必要です。
■夏バテの原因って?
1.高温多湿な気候
暑くて湿度が高いと体温調節が難しくなります。また、過度の暑さにさらされることで、
体力やエネルギーを消耗しやすくなります。
2.室内外の温度差による自律神経の乱れ
非常に暑い室外と冷房で冷えている室内を行き来することにより、自律神経のバランスが乱れやすく
なります。自律神経は体内のほとんどの器官を支配しており、全身を調整するシステムである為、
自律神経が乱れるとだるさを感じたり疲れがとれにくくなったりします。
3.水分不足
夏は発汗量が増える為、水分を十分補給しないと脱水症状が起こります。
水分不足は体の調子を崩し、夏バテの原因となります。
4.栄養不足
食欲が減退しやすい夏は、栄養バランスの偏りが生じやすくなります。
特にビタミンやミネラルの不足は、体力や免疫力の低下に繋がります。
5.睡眠不足
暑さや湿度の影響で、睡眠の質や量が低下することがあります。睡眠不足は体力の回復や免疫機能の低下に繋がり夏バテの原因となります。
■夏バテの予防方法
◎温度差、体の冷やしすぎに注意する
室内外の温度差が5度以上になると、自律神経が乱れやすくなると言われています。
外出時等調整が難しい場面では上着や膝掛けを持参し、自身で調整しましょう。
◎こまめな水分補給と栄養バランスの良い食事
水分を摂ると、汗をかきやすくなり、体温調節ができるようになります。
食事は質を大事に、たんぱく質やビタミン・ミネラル(乳製品・小魚・海藻類・豆類)を
意識して摂りましょう。
◎生活習慣を整え、質の良い睡眠をとる
規則正しい生活と適度な運動を心がけ、生活リズムを保ちましょう。
特に朝が大事です。朝日を浴び朝食をとることで、体内時計がリセットされリズムを整えることが
出来ます。また、質の高い睡眠をすると、自律神経のバランスが取れるので夏バテを予防できます。
湯船に浸かったり、目の周りを温めたりすると、リラックスできて寝つきが良くなります。
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これから梅雨が明け、本格的な夏が訪れます。
夏バテの予防には生活習慣が関わっていることが分かりましたね。
生活習慣を見直し、夏バテにならず元気に夏を終えましょう!
ハッピーレディーつぶやき☺
初めまして。今回よりこのブログを担当させて頂きます、門間(もんま)と申します。
初回ですので、誠に恐縮ではございますが、少し自己紹介をさせて頂きます。
出身は宮城県で、料理とお笑い、スポーツが好きです。
管理栄養士の資格を持っているのですが、食べることが好きすぎて自分の管理をせねば…
というこの頃です(笑)
引き続きこのブログでは、様々な情報やちょっとした豆知識等お送り致します。
皆様に少しでも楽しんで頂けるよう、作成したいと思っております。
今後とも、よろしくお願い致します!